RECYCLING SOLUTIONS 高付加価値リサイクル設計

高付加価値リサイクル設計

「廃棄物」から「価値」を生み出す、
マイルド産業の提案力

「処理」ではなく、
「設計」から始める再資源化

廃棄物を“処理する”という考え方から、“価値を設計する”という視点へ。マイルド産業の高付加価値ソリューションは、従来の廃棄物処理業者とは一線を画します。私たちは、素材や形状、業態を問わず、お客様ごとの事情やニーズに合わせた「ゼロベース設計」にこだわり、再資源化やリユースにつながる独自のスキームを構築します。

それは、単なる技術やノウハウだけでは成し得ない、柔軟な発想力と構想力が求められる分野。業界の常識にとらわれず、「この素材にこんな活かし方があったのか」「処分しか選択肢がないと思っていたものが、再び活用できるなんて」という驚きや発見を、私たちは価値としてお届けしています。

業種・素材・案件内容を問わない
“自由な設計力”

マイルド産業が得意とするのは、他社が「対応不可」と判断するような案件です。たとえば以下のようなものにも、対応実績があります:
  • 複数素材が混在した販促什器
  • 社名やロゴが入った資材
  • 組成不明・分別困難な製品
  • 大量在庫の返品処理品
  • アパレル・シューズのサンプル商品・展示品 など
私たちは、素材の仕分け工程や処理フローから再設計し、分別・解体・再利用・再資源化の最適ルートを一から設計します。時には「廃材の一部を新たなプロダクトの素材に転用する」「素材ごとに適したパートナー企業と連携する」といったアプローチも組み合わせ、処分以外の道筋を提示できるのがマイルド産業の強みです。

マイルド産業だからこそ実現できる“ゼロベース設計”

私たちは単なる産廃業者ではなく、“設計者”です。「どう捨てるか」ではなく、「どう活かすか」を起点に考え、場合によってはお客様の排出プロセスそのものに介入し、再設計を行うこともあります。 これは、一般的な産廃業者では対応しきれない領域。だからこそ、大手ではできない中小企業ならではの機動力と提案力で、一つひとつの案件に向き合い、お客様の「困った」を「可能性」へと転換してきました。

ゼロベース設計ワークフロー

成果の“見える化”と、企業価値の向上へ

再資源化・リユースの設計提案は、単なる環境対応にとどまりません。企業イメージやブランディング、CSRやSDGs対応としても有効な施策になります。マイルド産業では、お客様の取り組みが「対外的に伝えられる形」になるよう、実績の見える化やプロセス整理にも協力しています。たとえば、社内向け報告資料の作成や、広報活動に活かせるようなストーリー設計まで含めた支援も可能です。

あらゆる廃棄物に、
“次の価値”を。

廃棄物は、ただ捨てられるための存在ではありません。
それが生まれた背景には、
必ず「意味」や「意図」があり、そこからもう一度
【 “価値”を再発見すること】は可能です。

「これはもう使えない」「処理費用がかかるだけ」
そう思われていた案件こそ、私たちマイルド産業にとっては、新たなスタートラインです。
高付加価値リサイクル設計とは、廃棄物に対する企業の姿勢を変える、
“価値転換”のためのソリューション。

未来につながる一手として、ぜひ私たちの提案力をご体験ください。

代表取締役 祷 慶正

お客様の「社会的な存在価値」を、
リサイクルでデザインします。

私たちマイルド産業は、廃棄物処理業者でも、リサイクル会社でもありません。
私たちが目指しているのは、「リサイクルを通じたお客様の価値創造支援」です。
最近では、企業の「環境に対する姿勢」や「循環型の取り組み」が、消費者や取引先からの信頼や評価に直結する時代となりました。
だからこそ私たちは、単なる“ゴミ処理”で終わらせるのではなく、お客様のブランド価値を高める“リサイクルの活用法”を共に考え、設計していきたいのです。
処理の流れを一からデザインし、再資源化された素材が新たな商品や活動へと循環していく、
そんなストーリーある提案で、「環境対応 × ブランディング × 社会貢献」のすべてを実現するお手伝いができればと考えています。
企業価値を高めるための“リサイクル戦略”、ぜひご相談ください。

高付加価値リサイクル設計
ご提案事例

ご提案事例01

商品什器のマテリアルリサイクル

概要

各店舗より集められた不要な什器は、リサイクル施設で破砕処理後、磁力選別によりスチールとプラスチック類が自動的に分別されます。 スチールは電気炉で溶融され、H鋼や鉄筋等の鋼材となり、高層マンションの柱や梁、歩道橋、土木工事コンクリート補強などに利用されます。 プラスチック類は、それぞれプラスチックの再生ペレット材となり、パレットやハンガーなどのリサイクルプラスチック製品として生まれ変わります。 不要なタバコ什器は無駄なく有効利用され、持続可能な社会の構築に貢献いたします。

これまでの処理方法との相違点

従来型の破砕処理で発生するプラスチック類は、二次処理先として焼却処理、もしくは最終的には焼却フロー経た処理プロセスで対応されていました。今回ご提案のスキームでは、この混合プラスチックを高純度に自動選別する比重選別、静電選別、赤外線選別、色選別技術を備えたリサイクル施設で処理することにより、100%のマテリアルリサイクルを実現致します。

環境負荷低減への効果

  • 什器に含まれるプラスチック類を全量焼却した場合に排出されるCO2と、今回ご提案のマテリアルリサイクルした場合に排出されるCO2を比較すると、約60%(約913t)のCO2削減が期待されます。
  • 什器で使用された材料が100%素材として生まれ変わることにより、地球の天然資源使用削減に貢献します。
ご提案事例02

化粧品業界リサイクルを通じた企業ブランディング提案例

空き容器回収を通じたインサイトマーケティング

使い終わった化粧品容器や不要となったサンプル商品を店舗ごとに回収いただきます。この際に容器回収に協力いただけた顧客に対してインサイトマーケティングへ繋げるサービスをご提供することでより多くの顧客から回収及び認知を高めます。

持ち込み頂いた顧客へ購買意欲を高めるサービスを提供

例)
容器の数に応じて次回店舗でご利用可能なポイントなどを付与
商品の値引きや小物をプレゼント
環境保護団体への寄付など地域社会への貢献を実施
回収した化粧品をリサイクルした画材(絵具やクレヨン)を用いたワークショップ活動を展開 など

回収した容器の分別、洗浄、粉砕を障がい者雇用促進へ繋げる

スキンケア容器は密封容器も多く、お客様ご自身では、簡単には分解できません。そこで、分別・洗浄等の処理フローを経て、粉砕機を使って容器を砕いています。

ご提案事例03

梱包資材のリサイクルによるサーキュラー・ブランディング提案

「とりあえずリサイクルしたい」から始まった企業課題

本社から「何かしらのリサイクル施策を検討するように」と指示を受けた小売業の店舗運営部門よりご相談いただきました。現場では、何をリサイクルすべきか、どのように進めるべきかの具体的なアイデアが乏しく、模索段階の状態でした。

梱包資材“シュリンクラップ”の素材活用をご提案

ヒアリングと現地調査の結果、商品運搬時に大量に発生していた【シュリンクラップ(ポリエチレン系プラスチック)】に着目。これをマテリアルリサイクルによってペレット化(再生樹脂化)し、店舗で使用するごみ袋として再活用(製品化)するスキームを設計しました。

本リサイクル提案では以下のプロセスを経て、再資源化スキームを構築しています。

  • 使用済みシュリンクラップを分別・回収
  • 圧縮・運搬し、専用設備にて粉砕・ペレット化
  • ペレットを元にオリジナルデザインのごみ袋へ製品化
  • ごみ袋を各店舗へ還元・使用

CO₂排出削減と「循環型ブランド」の構築を両立

従来は廃プラを焼却していた同社では、焼却に伴うCO₂排出が課題となっていました。本リサイクル提案を導入したことで、

  • 焼却処理と比較してCO₂排出を大幅に削減
  • 「再資源化率向上」による環境報告書への好影響
  • 自社で出た廃材を自社で再利用する循環型ストーリーの構築

といった企業ブランディングにも直結する成果を得ることができました。
また、製品化されたごみ袋には「再生素材使用」や「循環プロジェクト」の文言を印刷し、社内・社外への啓発効果も演出。サーキュラーエコノミーの実践企業としての印象づけに成功しています。